
見た目ではなく、建物の価値をデザインする
デザイン設計Gr.が手がけているプロジェクトは、大手デベロッパーや不動産会社からの依頼を受けて行うオフィスビルリノベーション案件と、自社で展開している築古ビル再生のgran+(グランプラス)のデザイン設計の大きく2つに分けることができます。
その中で私たちはオフィスビル設計のプロとして、構造躯体や共用部分の配線・設備など、広くビルのことを理解した上でデザイン設計に取り組んでいます。見た目のデザイン性にとらわれることなく、収益性を含めたビルのポテンシャルを最大限まで高めていく視点を持っているのが当社設計スタッフの強みですね。
また、テナント企業に寄り添い、入居者のニーズを先取りしながらデザインに落とし込めるのも当社の特徴です。「建物をこんな風に使ってくれたら面白いな」と、さまざまな使用シーンを想定しながらデザインプランを検討しています。
LOOPLACEだからこそ体得できる、設計者としてのバランス感覚
通常、設計業務とは、オーナーや事業主の要望があり、与条件に沿ってデザインを進めていくことが多いものですが、自社展開しているグランプラスの設計の場合は、求められる役割、必要とされる能力が少し違います。
古い物件があり、それをまず、私たちがどのように見立てるのかが、仕事の出発点です。お客様の強い要望や意向に沿って仕事を進めるのではなく、LOOPLACEの企画営業チームや施工チームとともに、新しい可能性を探求していきます。
その立場で設計ができることは、自由度も高く、やりがいに満ちていますが、どのくらいの初期投資ができるか、その物件がリノベーションされた結果、入居者が本当にその物件を選んでくれるかどうか、収益性という視点においても、デザインのプロとしてきちんと向き合っていく必要があります。
空間の魅せ方やインテリア性にこだわる“足し算”だけではなく、あえてそのまま活かす“引き算”のデザインも求められます。デザインとビジネスのバランス感覚を体得できることも、LOOPLACEで設計を担当する醍醐味だと思います。

「これはいい」という確信が、世の中に評価される喜び
かつて問屋だった建物をそのまま使い、天井を抜いてみたら躯体にマジックで当時のことが書いてあったり、エレベーターに「閉」ボタンがなかったり、もちろん変えることはできたけれど、あえてそのままにしてあるところもたくさんあります。そうしたストーリー性のあるデザインに魅力を感じていただき、「賃料が上がってもグランプラスだったら入る」とテナントさんに言ってもらえたらうれしいですね。
グランプラスの場合、受託ではなく自分たちでデザインするため、「よい」と信じてつくったものが多くの人に受け入れられ、付加価値や収益性につながり喜んでいただけることが、一番のやりがいです。
設計単体だけでなく収益性まで見すえた広い視野を身につけたい方や、課題を見つけだして解決することができる方。そして何より、自分の考えを形にすること、それを伝えることが好きな方とこれからのLOOPLACEを盛り上げていきたいですね。

鈴木さんのキャリアステップ
- 1997年
- 大学卒業後、建築設計事務所入社
事業内容:建築設計・監理・街づくりコンサルティング
- 2002年
- インテリアデザイン事務所入社
事業内容:商業空間デザイン設計監理・インテリアデザイナーのマネジメント業務
- 2013年
- 株式会社成和(現:株式会社LOOPLACE)に入社
- 2014年
- クリエイティブチーム(現:デザイン設計Gr.)リーダーに就任
鈴木さんの1日のスケジュール
- 8:30
- 出社 「おはようございます!」
- 8:45
- 朝礼・掃除
- 9:00
- メールチェック・社内案件打合せ・進捗確認
- 13:00
- ランチ
- 14:00
- 新規案件の現地調査
- 16:00
- メールチェック・コンセプト検討提案資料作成・社内打合せ
- 20:00
- 退社 「お疲れ様でした!」