入社のきっかけ
もともとは、建築会社で不動産会社を相手に営業を行っており、施工の技術に加えて不動産の知識があれば事業を大きくできるのではと考えていました。
前職で不動産部を兼任する中で、建築会社のため不動産売買に関する知識、経験、実績に乏しく悪戦苦闘していたところ、LOOPALCEの求人を見かけてgran+事業がまさに自分のやりたいことがそのまま事業として表現されている!と思いました。
LOOPLACEは不動産だけではなく設計や施工の部署もあり、自分を成長させるには飛び込むしかないと決意しましたね。ちょうど成和からLOOPLACEへと社名が変わるタイミングだったこともあり、大きな期待を感じて入社しました。
現在の仕事内容
プロジェクトマネジメントを担当しており、日々のメイン業務は物件情報の収集・精査・試算です。
不動産は、取引につながるのは1000件の情報の内で3件だけという意味の”千三つの世界”と言われています。何よりもまず物件情報を集めないことには仕事にならないので、既存の営業先を定期的に訪問して情報収集しつつ、新規の営業先も開拓していかに多くの人と接点を作るかを意識しながら取り組んでいます。
そのなかで、物件を取得してプロジェクトが始まると、事業の予算管理、設計施工の進捗管理、内覧会の実施、リーシング、売却活動など様々な業務を行います。
印象深い物件
最初に担当したgran+神楽坂天神町です。この物件は、購入時に電気設備が撤去されていたり、排水ポンプが止まっていてエレベーターが水没していたりと、ちゃんと再生できるのだろうかと思ったくらいの物件でした。
大規模な工事を行い、高圧の受電設備から給排水設備、空調設備、エレベーターまで殆どの設備をリニューアルしました。工事費は嵩みましたが、おかげで設備が刷新されて商品の付加価値を高めることができました。
このプロジェクトで学んだことはコストを気にして中途半端な工事をするのではなく、価値を生むものにはしっかりとコストをかけるべきということです。苦労の多い物件でしたが、だからこそ一番印象に残る物件でもありました。
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仕事のやりがいや苦労
工事はあくまでも建物を直すところまでですが、不動産は仕入、設計、施工、賃貸、売却と全体を企画することができるので、建物の価値全体を再生していくことができるところが一番の魅力だと思います。また、自分が企画していたものが実際に形になっていく過程はとてもやり甲斐を感じるところですね。
大変だなと思うのは、限られた予算の中で高い付加価値を実現させなければならないところです。設計担当者と何処に力を入れて何を削るのか、など常に試行錯誤しながらプロジェクトを進めています。
取り扱う金額は一つのプロジェクトで数億円単位になるのでやはり緊張感があるのと、大きな問題がないか事前の調査を徹底したり、計画に遅れや変更がないか何度も確認を行ったり、プロジェクトが終わるまではなかなか気が抜けないですね。
一緒に働きたい人物像
不動産のプロジェクトは、様々な専門分野の人と一緒に作り上げていく必要のある仕事です。自分から積極的に周りに関心をもって動かなければプロジェクトが滞ってしまいます。
不動産は関係する法律なども多く物件毎で対応しなければならない内容が変わるので、都度調べて把握していかなければ商品化に悪影響が出る可能性もあります。そのため、自ら考えて先に動ける能動的な人と仕事がしたいと思います。
今後の目標
gran+シリーズのターゲットは、ベンチャー企業など若くて勢いのある企業です。そのターゲットに対しての価値やブランド力をもっと高めたいです。物件数もまだ少なく一般的な認知度もないので、ターゲット層が挙って入居したいとなるようなポジジョンのブランドになるためにもっと実績を積み重ねていきたいと思っています。
その他には、今はオフィスビルの再生を行なっていますが、マンション、ホテル、商業施設、物流施設など他の種類の不動産にもチャレンジしてみたいですね。
佐野さんのキャリアステップ
- 2006年
- 高校卒業後、インターネット回線の営業代理店でリテール営業に従事。
- 2009年
- アパレル業界に転向。東京、大阪の百貨店で販売及び店舗運営に携わる。
- 2012年
- スタジオに転職。カメラマンとしてポートレート、物撮り等の撮影を行う。
- 2016年
- 建築会社に転職。内外装改修工事の営業及び施工管理業務を行う。
- 2020年
- 株式会社LOOPLACEに入社
gran+神楽坂天神町 プロジェクト担当
- 2022年
- gran+神保町 プロジェクト担当
gran+御茶ノ水 プロジェクト担当
佐野さんの1日のスケジュール
- 8:30
- 出社・清掃
メール・スケジュールをチェックして一日の流れを確認。
出社している全員で毎日15分程度の掃除からスタート。
- 9:00
- メールの返信・社内ミーティング
物件情報の確認や問い合わせなどへの返答。
定例のグループ会議への参加などで全体の進捗を把握。
- 10:00
- 試算・調査
気になる物件は更に資料請求して物件の調査。
条件が良い物件は試算して事業化できるかを検討。
- 12:00
- 昼休み
外出先でランチ。
- 13:00
- 営業訪問
既存の営業先へ定期的な訪問で情報収集。
アポイントがない日は新規営業先の開拓も行う。
- 15:00
- エリアの調査
営業先の近くなどに検討している物件があれば、
実際に現地に行って物件の周辺状況を調査することも。
- 16:00
- 帰社・資料整理など
オフィスに戻って営業先でもらった資料や名刺を整理。
- 16:30
- 打合せ・進捗確認
検討中の物件について設計Grなどと情報共有や打ち合わせ。
プロジェクト進行中の物件があれば進捗確認などを行う。
- 17:30
- 退社