gran+ NISHINIPPORI(グランプラス・西日暮里)は、西日暮里駅から徒歩2分ほどにある地上7階建て、築27年のビルを全面リノベーションしたセットアップオフィス。日暮里周辺は、かつては繊維の街として栄えていたエリア。駅のほど近くでも空きテナントが目立つ一方で、駅前の再開発がスタートするなど、変化を予感させる場でもあります。この建物との出会いから再生までをご紹介いたします。
さがす
駅から徒歩2分、1階飲食店以外はガラガラの7階建てビルとの出会い
日暮里周辺は、和装、洋装、紳士婦人服の他、服飾関連の小物や繊維製品の製作が盛んな街。現在も多くの生地織物を扱う店が集まっています。また、西日暮里駅は、JRと千代田線が利用でき、渋谷や新宿へのアクセスも悪くありません。しかし一方で、駅の周辺には、空きテナントも目立っている状況でもあります。今回、駅から徒歩2分という立地ながら、1階の既存飲食店以外のフロアがほぼ空いている7階建てのビルと出会いました。
歴史があり、人も多く集まっているエリアであり、利便性も確かであること、今回のビルは、駅チカでありながら落ち着いた雰囲気の場所に位置しており、私たちはこのビルの可能性を探求することにしました。
歴史があり、人も多く集まっているエリアであり、利便性も確かであること、今回のビルは、駅チカでありながら落ち着いた雰囲気の場所に位置しており、私たちはこのビルの可能性を探求することにしました。
みたてる
「日暮里繊維街」「谷根千」をヒントに、モノづくりをキーワードとした場の開発に着手
周辺エリアを調べていくと、「日暮里繊維街」と呼ばれる場所がありました。バス通りを中心に両サイド1キロに渡って、80軒以上の生地織物の店が並んでいました。元々繊維業で栄えた場所ですが、現在も、和装、洋装、紳士婦人服地、繊維製品から服飾関連の小物などを扱う店が並び、モノづくりが生業として根付いているエリアであることがわかりました。
また近くには、下町風情を残していながら新しいカフェなども増えている「谷根千」と呼ばれるエリアが、若手のクリエイター層にも人気になっており、LOOPLACEでは、「モノづくり」をキーワードにしたニーズと、空間の在り方について検討していくことにしました。
また近くには、下町風情を残していながら新しいカフェなども増えている「谷根千」と呼ばれるエリアが、若手のクリエイター層にも人気になっており、LOOPLACEでは、「モノづくり」をキーワードにしたニーズと、空間の在り方について検討していくことにしました。
つくる
「LIVE、WORK、CREATE」下町らしく気取らずそれでいて本質を大切にする人たちへ向けて
モノづくりが生業となり、手仕事を大切に暮らしてきた人が住むエリアでありながら、西日暮里駅周辺には、デザインされたオフィスが少なく、普通の新築テナントビルが一番賃料が高いような状況でした。私たちは、デザインコンセプトを「LIVE、WORK、CREATE」※と設定し、モノづくりが長く根付いている土地柄に敬意を込めて、かっこよくも気取らない、クラフトマンシップを感じさせるインテリアデザインを目指しました。
※
LIVE:活気ある人生を楽しむ
WORK:仕事・なりわい
CREATE:創り出す
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LIVE:活気ある人生を楽しむ
WORK:仕事・なりわい
CREATE:創り出す
結果
モノづくりやてしごとを大切にしてきた街の歴史がありながら、駅近くには、デザインされたオフィスがほとんどなかったため、リノベーション竣工後、すぐに注目を集める物件となりました。現在はほぼ満室状態、入居者のみならず、不動産関係各社からも高い評価をいただくことができました。
OUTLINE物件データ
名称 | gran+ NISHINIPPORI(グランプラス・西日暮里) |
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所在地 | 東京都荒川区西日暮里5-6-10 |
交通 | JR山手線・京浜東北線 西日暮里駅 徒歩4分 東京メトロ千代田線 西日暮里駅 徒歩2分 都営日暮里舎人ライナー西日暮里駅徒歩2分 |
階数 | 地上7階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
用途 | オフィス |
竣工年 | 1991年 |
リノベーション竣工年 | 2018年 |
話題性のあるオフィスへの入居を検討したいかたへ。
LOOPLACEは、築古ビル再生をはじめ、その場のストーリーを活かしたオフィス開発を行っています。オフィス物件は一期一会です。私たちが手掛ける場の、内覧会情報、募集情報などを、メールでリアルタイム発信しています。