gran+ SHIROKANEDAI（グランプラス・白金台）は、目黒駅および地下鉄の白金台駅から共に徒歩6分ほどにある地上7階建て、築28年のビルを全面リノベーションしたセットアップオフィス。白金台は、都内でも有数の高級住宅地であり、住む場所としての人気は高いながらも、目黒のオフィス街からは少し離れたエリアでもあり、オフィスとしての可能性は未知な部分もありました。この建物との出会いから再生までをご紹介いたします。
さがす
住宅地のイメージが強いが魅力もあるエリア、間口狭く細長い7階建てビルとの出会い
白金台エリアは、「シロガネーゼ」という言葉もあるように、富裕層が多く住まう高級住宅地というイメージが強い場所でもあります。JR、南北線、三田線などが利用でき、アクセスの良さも十分なエリアです。しかし一方で、目黒駅周辺のオフィス街からは少し離れていること、仕事をする場所というイメージがあまりないことから、オフィスとしての需要は未知数。そんな中で、今回、白金台の地上7階建ての間口が狭い細長いビルと出会いました。
住宅地としての印象が強いエリアでありながら、アクセスの良さ、街の雰囲気の良さがあることから、デザインオフィスとしての可能性を、私たちは探求することにしました。
住宅地としての印象が強いエリアでありながら、アクセスの良さ、街の雰囲気の良さがあることから、デザインオフィスとしての可能性を、私たちは探求することにしました。
みたてる
渋谷・恵比寿の普通のオフィスより、白金台のスタイリッシュなオフィスが選ばれる可能性を開拓
白金台エリアは、立地的にも渋谷や恵比寿とも近いため、オフィスのニーズを調べていくと、可能性が十分あることがわかってきました。渋谷周辺の好立地、高仕様のオフィスは人気があるものの、需要に対しては不足している状況であるため、渋谷・恵比寿の工夫のないオフィスよりも、隣接地のデザインオフィスは求められていると考えました。
また今回の物件ビルは、「東京庭園美術館」が望めるパークビューでもあったため、落ち着いた雰囲気のスタイリッシュなオフィスがこの地に似合うと考えました。LOOPLACEでは、オフィスに特別感を求めるテナントの感性を探りながら、空間の在り方について検討していくことにしました。
また今回の物件ビルは、「東京庭園美術館」が望めるパークビューでもあったため、落ち着いた雰囲気のスタイリッシュなオフィスがこの地に似合うと考えました。LOOPLACEでは、オフィスに特別感を求めるテナントの感性を探りながら、空間の在り方について検討していくことにしました。
つくる
「crossover」スタイリッシュなグレード感とカジュアルなロフト感の融合
パークビューという絶好の景観がありながらも、エントランスの間口がとても狭く、また空間も細長い平面であったため、そのままではレイアウトのイメージが湧きにくい状況でした。そこで私たちは、レセプションカウンターを配し、さらに家具をセットアップすることで、レイアウトがイメージできるように計画。デザインコンセプトを「crossover」と設定し、スタイリッシュなグレード感とカジュアルなロフト感の融合を目指しました。
結果
成長中の企業が、オフィスの移転を考えた時、「白金台」というエリアがはじめに候補に上がることはまずないと思われます。しかし、その立地特性、周辺環境を理解することで、「どのような企業が何を求めているか」の詳細が見えてきました。私たちは、そのニーズを丁寧にオフィスデザインに結びつけたことで、入居者のみならず、不動産関係各社からも高い評価をいただくことができました。
OUTLINE物件データ
| 名称 | gran+ SHIROKANEDAI（グランプラス・白金台） |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区白金台3-19-5 |
| 交通 | JR山手線 目黒駅 徒歩6分 東急目黒線目黒駅 徒歩6分 東京メトロ南北線・都営三田線目黒駅 徒歩6分 東京メトロ南北線・都営三田線白金台駅 徒歩6分 |
| 階数 | 地上7階 |
| 構造 | 鉄骨造 |
| 用途 | オフィス |
| 竣工年 | 1990年 |
| リノベーション竣工年 | 2017年 |
話題性のあるオフィスへの入居を検討したいかたへ。
LOOPLACEは、築古ビル再生をはじめ、その場のストーリーを活かしたオフィス開発を行っています。オフィス物件は一期一会です。私たちが手掛ける場の、内覧会情報、募集情報などを、メールでリアルタイム発信しています。
