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PROJECT#07

感度の高い層が注目するエリア「ダガヤサンドウ」にある白いビル、どうおもしろくする?

【ビルリノベーション事例】gran+HARAJUKU

gran+HARAJUKU(グランプラス・原宿)は、北参道駅から徒歩3分ほどにある、地下1階地上4階建てのビルをリノベーションした収益ビル再生。北参道はアパレル企業のオフィスや雰囲気の良いカフェが軒を構えるエリアで、業界人など感度の高い人たちがふらっと立ち寄る穴場スポットです。本記事では、gran+原宿の物件との出会いから再生までをご紹介いたします。

さがす

「ダガヤサンドウ」エリアにある、4階建てビルとの出会い

北参道と千駄ヶ谷の間の区間は「ダガヤサンドウ」と呼ばれ、おしゃれなカフェやインテリアショップも集中し、ローカルな佇まいと洗練された印象を受ける近年注目のエリアです。
アパレル企業の拠点やベンチャー企業等も多く点在する他、「新宿」「代々木」「原宿」などからも歩いて行ける距離にあるため、人の流れは多い一方で、大通りから1本入れば静かな住環境が整っており「住まい」と「はたらく」の両方を叶えるエリアでもあります。

今回ご縁があり、この「ダガヤサンドウ」エリアに建つ、4階建てのすっきりとした外観が印象的なビルと出会いました。
角地にあるため視認性が良く、北参道駅からも徒歩3分の好立地であるビル。私たちはこのエリアとビルにポテンシャルを感じ、本物件を取得することに決めました。

角地に立つ4階建てのビルは、コーナーサッシが印象的なすっきりとした外観

みたてる

ライフスタイルを重視するクリエイティブワーカーに向けた「creativeSOHO」

取得時、空室は3階と4階の2フロアのみという状況でした。人気の高いエリアのため、立地からリーシングは比較的優位性があるものの、競合ビルも多い側面もあります。
そのため、感度の高い人たちが求めるニーズに叶うリノベーションが求められました。

私たちは、エリアの特性に合わせ、肩の力を抜いたこなれた雰囲気とトレンドを生み出す街に集まる人たちへ向けた<場>づくりを目指して、計画を立案。
ライフスタイルを重視するクリエイティブワーカーに向けたcreativeSOHOとして、商品化をすすめることにしました。

また、課題として最上階フロアは面積が他フロアより狭いため、より魅力ある空間づくりが求められました。設備等を設置する屋上に面しており、窓からの空調設備が見えてしまう状況の改善が必須と考え、屋上の利活用の検討を進めることにしました。

初回現地調査時のフロア写真。元々はアパレル企業が入居していた。

つくる

CONCEPTは「Natty and Relax」スタイリッシュな空間とリラックスの融合
トレンドに敏感で感度の高い層へ向け、モノトーンで構成されたスタイリッシュな空間にリラックス感のある家具やグリーンをセットし、ここで過ごすイメージが湧きやすいようステージングにも注力した空間づくりを行いました。

やや低さの感じる天井もスケルトン天井にし、高さを確保。
構造上中央にある柱を、逆手に取り印象的なタイルのビッグテーブルをしつらえ、空間のアクセントに。

リラックス空間を演出する家具とグリーン。そこで過ごすイメージが浮かぶステージング。

当初から課題となっていた小規模区画の4階にはバルコニーが併設してありましたが、設備スペースとなっており、窓からの景観も損なわれていました。
この区画を魅力ある空間とするため、ルーフトップテラスへバリューアップを実施。屋上は貸室には含まれないものの、空間が連続することで広がりが感じられ、体感する広さが大きくなる効果があります。

今回は、4階入居者様専用テラスと、ビル入居者様が利用できる共用テラスの2つの区画を設けたルーフトップテラスを整備しました。

リノベーション工事に合わせ空調設備の更新と移設を行い、設備スペースを整理することで、屋上スペースを確保しています。

空調設備が目の前にあり、利用しにくい状況だったリニューアル前のバルコニー

4階の専用テラス。ウッドデッキ式のテラスがリラックス感を演出。バルコニーからは神宮の花火が見える特等席に!入居者様からは、「このテラスが決め手になった」とのお声も。

テラスに面したソファベンチ。外と内が連続する広がりを感じるリラックス空間へ。

室内のリノベーションのほか、建物として必要と思われる修繕や、外壁修繕、エントランス改修も実施。
ファサード部分は、入口周りをぐるりと白でペイントして大きなアクセントに。
白く囲まれた明るい空間は、入りやすく印象的なアプローチへと変貌を遂げました。

通りに面して、ホワイトサークルのペイントが、シンプルながら印象に残るエントランスアプローチ

今回のリノベーションで全面的に回収した植栽と花壇。建物の印象を活き活きとした印象に変える効果の高いバリューアップとなっている。

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結果

リノベーション後に開催した内覧会期間中に、3件の入居商談を頂くことができ、弊社物件の中でも最速の満床となりました。
また「屋上テラスが占有・共有と分かれているのが良かった」「シンプルだけど遊び心のあるデザインだった」など、内覧会にお越しいただいた不動産関係者の皆様にも高い評価を頂くことが出来ました。
はたらき方が多様化する昨今、街の持つ特性と、リーシングターゲットを絞った商品化により、収益ビルとしての価値を高めることのできたプロジェクトとなりました。

OUTLINE物件データ

名称 gran+ HARAJUKU(グランプラス・原宿)
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-32-5
交通 東京メトロ/副都心線「北参道」駅 徒歩3分
JR/中央本線「千駄ヶ谷」駅 徒歩9分
JR/山手線「原宿」「代々木」駅 徒歩11分
都営地下鉄/大江戸線「代々木」駅 徒歩9分
階数 地下1階地上4階
構造 鉄筋コンクリート造
用途 住居・SOHO
竣工年 1985年
リノベーション竣工年 2021年

話題性のあるオフィスへの入居を検討したいかたへ。

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