ベンチャーやスタートアップ企業に選ばれるセットアップオフィスとは

ベンチャーやスタートアップ企業が、業務をスムーズに進めるための選択肢としてセットアップオフィスを選ぶ理由は何でしょうか。セットアップオフィスとは、あらかじめオフィス運営に必要な家具や設備が整ったオフィスのことを指します。

この記事では、なぜこれらの新たなビジネスチャレンジを行う企業がセットアップオフィスを選ぶのか、その魅力と実際の効果について詳しくご紹介します。

セットアップオフィスとは

セットアップオフィスとは、オーナー側で内装、家具、その他オフィスでの業務に必要な設備を一部または全て用意して貸し出すオフィスのことを指します。接客スペースやラウンジ、会議室などの内装とそれに付随した什器が既に整備されており、そのまま業務を開始することが可能です。

また、オフィスデザインが洗練されており、社員の働きやすさや企業イメージの向上に寄与します。これらの特徴から、初期投資を抑えたいスタートアップ企業や、迅速に業務を開始したい企業からの支持を集めています。

スタートアップ企業が自身のオフィスとしてセットアップオフィスを選択する理由は、その効率性と手軽さにあります。ここでは、具体的に三つの大きなメリットをご紹介します。

セットアップオフィスの最大の魅力の一つは、初期費用が削減できることです。一般的なオフィススペースでは設備工事、内装仕上げなどに大きな費用が必要となり、1坪あたりの工事の相場は60万円前後と言われています。30人規模の会社であれば、最低でも1000万円〜3000万円程度かかる想定です。

しかし、セットアップオフィスはこれらが最初から整っているので工事費用がかからず、初期費用が削減できます。これにより、ベンチャー・スタートアップ企業が自社の資金をより事業に集中できるようになるでしょう。

二つ目の理由は、移転に手間や時間がかからないという点です。セットアップオフィスはあらかじめ必要な設備が揃っているため、新たにレイアウトや什器の購入に向けて打ち合わせをしたり、家具や設備を設置したりする必要がありません。

従来のオフィスでは、入居すると5年〜10年のように長く使い続けることが一般的でした。しかし、成長速度の速いベンチャー・スタートアップ企業は2年や3年で社員数が増えて手狭になり、短期間で移転をするケースもあります。

そのため、事業展開を急速に進めたいベンチャー・スタートアップ企業にとって、オフィス移転の時間を節約できるセットアップオフィスは、大きなメリットとなります。

セットアップオフィスは多くが最新のトレンドを反映したデザインが施されています。これにより、従業員が心地良く働ける環境を手間をかけずに提供できます。

おしゃれなオフィスは、社員のモチベーション向上に繋がるだけでなく、ビジネスパートナーやクライアントを迎え入れる際の印象も大きく左右します。人材の採用にもいい影響を与えるでしょう。

セットアップオフィスの物件賃料は、初期の施工費用をオーナーが負担する代わりに、周辺のオフィス賃料より高くなることが一般的です。人気のエリアから少し離れることで割安になる場合もありますので、オンライン会議が増えている今、穴場エリアの移転を検討してみてもよいでしょう。

弊社LOOPLACEが企画・デザイン・施工を行ったセットアップオフィスの事例を紹介します。

東京・原宿エリアにあるセットアップSOHOです。延床面積は1フロアあたり48〜118㎡となり、物件再生プロジェクトの企画を行いました。

築38年のビルを外観・内観ともにリニューアル。北参道徒歩3分の好立地に位置することから、感度の高いクリエイティブワーカーの入居を想定し、モノトーンを基調としたスタイリッシュなデザインといたしました。

東京・西日暮里エリアのセットアップオフィスです。1フロア100㎡ほどの広さで、10名前後のベンチャー・スタートアップ企業の入居利用を想定し、企画を行いました。

「LIVE、WORK、CREATE」というコンセプトのもと、かっこよくも気取らないクラフトマンシップを感じさせるインテリアデザインといたしました。

弊社LOOPLACEでは、古くなったビルを買い取り、ベンチャー・スタートアップ企業向けにセットアップオフィスとしてリノベーションし貸出しております。2023年現在、複数棟のビルのリノベーションを企画・工事施行中です。

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